インターネット上で商品販売!ECサイト作成 ・ネットショップを始める最初のステップ|モール型か?店舗作成サービス利用か? | MANABInoHAKO

ネットショップを始める最初のステップ|モール型か?店舗作成サービス利用か?

デジタル未来を切り拓く – ネットショップ開業のステップ

インターネット上でお店を開き、商品を販売する「ネットショップ」は様々なサービスによって個人でも気軽に開設できるようになりました。ネットショップを始めることは、デジタル時代において新しいビジネスの可能性を広げる手段となります。

しかし、不特定多数の人が見ているインターネット上で金銭を伴う売買を行うので、安易に始めてはいけません。注意しなければならない事項や送付や手数料などの販売や輸送に関わる内容、顧客とのやり取りやアフターサービスなど、多岐にわたってチェックすることが必要です。

このページでは、ネットショップをはじめるまでのステップを解説します。

※「ECサイト」や「オンライン店舗」と呼ばれることもありますが、ここではインターネット上で商品を販売するときのお店を合わせて「ネットショップ」として表記しています。


1.ビジョンと目標設定

内容: ネットショップのスタートは目標設定から始まります。どのような商品を誰に届けたいですか?継続して購入してもらえるように自分のお店や商品の独自性や強み、提供したい価値を明確にし、長期的な目標を設定しましょう。


2.テーマ: ターゲットオーディエンスの特定

内容: 上手く行っているネットショップは、ターゲットとなるお客様をしっかりと把握しています。どんな顧客層をターゲットとしているか?お客様に合った商品やサービスを提供できるお店作りを目指しましょう。
Point:ターゲットの特定と理解


3. テーマ: ユーザーフレンドリーなショップの作成

内容: ターゲットとするお客様にとって好感を持てるショップとなるように注意しましょう。使いやすさやデザイン、伝える言葉は適切ですか?商品の選定やラインナップ、購入や支払い方法はお客様にとって選びやすく、使いやすいモノでしょうか?ショップの最適化を目指し確認しましょう。
▶お客様が快適にショッピングできる環境を構築しましょう!


4. テーマ: 商品の選定と在庫(ストック)管理

内容: 良い商品を提供することはネットショップの成功に不可欠です。適切な商品の選定やストック管理からお客様にとって魅力的な商品ラインナップを構築しましょう。お客様の声を聞いたり、SNS発信などで反響を見たりすることも有効です。


5. テーマ: WEBマーケティング(デジタル)と広告戦略

内容: ネットショップの知名度を上げるためには、デジタルマーケティングが欠かせません。SEO、SNS、広告、メールマーケティングなど、効果的に認知を拡大し、お店に訪れてもらい、商品を購入してもらうという流れを組み立てることが必要です。
▶ショップ作成サービスによっては、このサービスが無料~有料導入されているため是非活用してみてください。
例:BASEの機能の中には、GoogleやInstagramと連携した広告配信や流入経路、ページビュー数や広告の費用対効果などが確認できる機能があるため、難しいスキルは不要で初心者にもおすすめです。


6. テーマ: 顧客サポートとフィードバックの重要性

内容: 顧客サポートはネットショップの信頼性を構築する重要な要素です。適切な顧客サポートの提供とお客様の声を頂くといったフィードバックをしっかり行い安心して購入できる場を作りましょう。
▶口コミは大事!できる限りお客様の声を集めて、お店を魅力的にしていきましょう!


7. テーマ: 法的事項とセキュリティ

内容: ネットショップを運営する上で法的な規制やセキュリティの確保は不可欠です。ネットショップは相手が見えず、リアルな場所を持っていないものの商品をお客様に届けるお店です。販売の許認可は商品によって異なります。販売するのに必要な資格や届け出を確認しましょう。また、ネットショップを開設するにあたって必要な事項の確認、お客様の個人情報やセキュリティーについての対策もしっかり行いましょう。
▶匿名配送が可能なサービスもあります!まずはショップの安心なサービスを活用していきましょう!
※販売者の住所や連絡先情報についても、サイトによって異なるサービスで対応されています。

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メルカリShops:運営者情報の開示(開示請求がおこなわれた場合に請求者に対して個別開示)
BASE:事業者の所在地と連絡先の非公開サービス(但し、発送時にはショップの住所等を記載、返品等で購入者から請求があった場合は開示)

インターネット上での商品販売は個人事業主でも可〇

インターネット上では商品を販売するためには、Amazonや楽天市場、Yahooショップのような①モール型のネットショップにお店を出して商品を売る方法や自分のホームページやSNSなどのWEB媒体に②ネットショップを作成、開設して販売する方法があります。
その他、特定のテーマに合わせてショップを出せるサイトが多種多様にあります。また、個人での出品で有名なメルカリにもメルカリShopsとして、ネットショップ作成サービスがあります。
ここでは主に使用されている①モールへの出店型と②ネットショップ作成型について紹介します。

ネットショップで商品を販売する方法①モールへの出店

①モールへの出店型 ▶Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングのようなモールに出店する方法

モール型のメリットとデメリット

モール型は集客力がなによりのメリット。Amazonや楽天市場に既に登録しているユーザーがいるため、利用者が多いことが特徴です。

一方、デメリットとしては出店数の多さから見つけてもらうことは容易ではありません。また、出店や販売時にかかる手数料の負担は自社サイトよりも通常大きく、さらに見つけてもらうために広告やキャンペーンを行うなどを行えば費用負担も大きくなります。

大手のインターネットショッピングサイトなどは出店料も高い傾向があり、特に個人には負担が大きいかもしれません。しかし、その分集客効果があり、利用者も多いというメリットもあります。

ネットショップで商品を販売する方法②ネットショップ作成

②ネットショップ作成型 ▶無料で手軽に始められるものから自社専用のシステムを構築するものまで様々

自社サイト型のメリットとデメリット

自社のECサイトを作るといっても、本格的に自社専用のシステムで構築する方法ASP(Application Service Provider)と呼ばれるECサイトの作成サービスを利用するという方法があり、無料でも始めることができます。

自社専用のシステムは、デザインや機能面での自由度が高いものの構築には大きなコストを要します。そのため、個人や中小企業では負担が大きくなりやすいという特徴が挙げられます。

ASPと呼ばれるネットショップ作成サービスには無料で利用できるものもあり、手軽で始めやすいことがメリットです。
BASE、STORES、カラーミーショップが無料でも始められ、初心者にも分かりやすいと有名です。

初期費用:BASEとSTORESは無料、カラミ―ショップはプランによって異なりフリープランは無料
月額費用:3社とも無料のフリープランから有料のプランまであり

※BASEの料金について、2024年1月16日より一部改訂となります!
詳細はこちら↓


プランによって異なる!販売手数料や決済手数料

無料プランであっても、ネットショップ作成サービスを利用する場合は、販売手数料や決済手数料がかかります。
サービスや利用するプラン、オプションによって手数料は変わるため、お店に合ったプランの選定が必要です。

なお、自分のホームページやSNSでの直接販売では手数料は不要となりますが、支払いや送付に関する利用規約も自分で決めなければならず、振込や納品のトラブルが起こらないよう注意しなけれななりません。

納品したのに振り込まれない、想定よりも修正が多い、届いた際の破損やクレームなど、想定しうるトラブルを防ぐための準備も必要となります。
そのため、まずは手数料を要しても、既存のサービスを利用することをお勧めします。

手数料はかかりますが、注文の際に購入者が先に支払いを済ませていることが必要であったり、購入者のクレジットカード情報を登録している場合も多く、お金が振り込まれないといったトラブルは起きづらくなります。また、個人情報を顧客に全てオープンにしなくても良いサービスもあり、特に自宅で事業を始めたいと思っている女性にとって安心といったメリットもあります。

事業が大きくなると継続して購入、利用してくれるお客様も増え、直接のお仕事も増えるかもしれません。その場合は、契約書などを交わしてお互いに認識のズレが無いように事前に支払いや納品について、修正や不具合時の対応についてなども確認しましょう。